医師たち

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HIV感染症、エイズ以外の性感染症について、私が自分で集めた情報を記事にしています。

厚生労働省が特に動向調査のため、感染者の全数報告、定点報告を指定している性感染症が対象です。

 

かつて私が保健所でHIV検査を受けたとき、担当の人が、

「梅毒やクラミジアの検査はどうしますか?」

と、聞いてきました。

その時はHIV以外のことを考える余地がなく、辞退しました。

 

でも、保健所でHIV以外の性感染症も検査しているのには理由があるのです。

クラミジア、淋菌、梅毒などの性感染症に感染すると、HIVに感染する確率が高くなります。

感染によって性器が炎症すると数倍、潰瘍ができると数十倍高くなるそうです。

HIV感染を恐れるなら、他の性感染症にも注意した方がいいのです。

 

私もHIV検査を受けた後に、感染リスクが高くなることを知り、梅毒淋菌クラミジアなどの検査を受けました。

そして、それぞれどんな性感染症なのか、自分で調べました。

その時集めた情報を記事にしてみました。

あなたの感染予防のお役に立てば幸いです。

 

梅毒

【梅毒感染者の動向】

梅毒感染者推移

「感染症発生動向調査」のデータからグラフ化

●病原菌
トレポネーマ・パリズム(梅毒トレポネーマ)

●感染ルート
性行為感染・母子感染・血液感染

●潜伏期間
感染後、約3週間で第1期の症状が現れる。

●主な症状

第1期から第4期まである。

・第1期 リンパ節の腫れ、患部にしこり

・第2期 バラ疹、頭痛、発熱、けん怠感

・第3期 ゴム腫ができる

・第4期 脳や脊髄が冒され、最後は死に至る

●検査方法

・血清反応検査

・TP検出検査

●治療法

ペニシリン系の抗生物質を内服、または点滴

第1期で治療すれば2週間から4週間で完治。第2期だと4週間から8週間かかることも。

●病院

・男性 性感染症科(性病科)、泌尿器科、皮膚科

・女性 婦人科(産婦人科)、性感染症科(性病科)、皮膚科

 

もっと詳しい情報はこちら

梅毒をもっと詳しく知る

 

クラミジア感染症

【クラミジア感染症の動向】

クラミジア男女別年齢別

「感染症発生動向調査」のデータからグラフ化

●病原菌
クラミジア・トラコマティス

●感染ルート
性行為感染・母子感染

●潜伏期間
1週間から3週間(感染しても女性の8割、男性の5割は無症候と言われる)

●主な症状

・男性

軽い排尿痛、透明や乳白色の膿が出る、尿道にかゆみや不快感がある。睾丸が腫れたり、発熱することもあります。

・女性

おりものの増加、性器のかゆみ、不正出血、軽い下腹部痛、排尿痛。

感染が進行すると、子宮頸管炎、尿道炎、子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎と進み、不妊症や子宮外妊娠、早産、流産の原因になることもあります。

●検査方法

・男性 尿検査(核酸増幅検査)

・女性 膣分泌物検査(核酸増幅検査)

・咽頭感染 うがい液、のどぬぐい液検査(核酸増幅検査)

●治療法

マクロライド系薬、キノロン系薬、テトラサイクリン系薬など投与。

●病院

・男性 性感染症科(性病科)・泌尿器科

・女性 婦人科(産婦人科)・性感染症科(性病科)

・咽頭感染 性感染症科(性病科)、耳鼻咽喉科

もっと詳しい情報はこちら

クラミジア感染症をもっと詳しく知る

 

淋菌感染症

【淋菌感染症の動向】

淋菌感染者推移

「感染症発生動向調査」のデータからグラフ化

●病原菌
ナイセリア・ゴノローエ(Neisseria gonorrhoeae )

●感染ルート
性行為感染・母子感染

●潜伏期間
2日から7日(男性は症状が出やすいが、女性は無症候の場合もあり)

●主な症状

・男性

尿道炎により排尿痛、黄色い膿、尿道口が赤くなることがある。

副睾丸炎、前立腺炎と重症化することもある。

・女性

おりものの増加、性器のかゆみ、黄色い異臭のある膿のようなおりもの、軽い下腹部痛。

重症化すると子宮頸管炎、尿道炎、子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎と進み、不妊症や子宮外妊娠、早産、流産の原因になることもあります。

●検査方法

・男性 尿検査(核酸増幅検査)

・女性 膣分泌物検査(核酸増幅検査)

・咽頭感染 うがい液、のどぬぐい液検査(核酸増幅検査)

●治療法

セフトリアキソン、スペクチノマイシンのどちらか投与。

●病院

・男性 性感染症科(性病科)、泌尿器科

・女性 婦人科(産婦人科)、性感染症科(性病科)

・咽頭感染 性感染症科(性病科)、耳鼻咽喉科

もっと詳しい情報はこちら

淋菌感染症をもっと詳しく知る

 

性器カンジダ症

●病原菌
カンジダ属の真菌(カビの一種)

●感染ルート
性行為感染・母子感染・自己感染(日和見感染)

●潜伏期間
2日から7日(病原菌が常在菌のため、特定しにくい)

●主な症状

・男性

・亀頭炎を起こして発疹が出て、痛かゆい感覚がある。

・小さな水泡が出来ることもあります。

・女性

・性器から肛門にかけて強いかゆみが出る。

・ヨーグルトのような白いおりものが大量に出る。

・または酒粕やチーズ、牛乳が固まったようなおりものが出ることもある。

・そして外陰部や膣に痛みがあったり、赤くはれたりする。

・排尿障害や性交痛がでる場合もある。

 

●検査方法

・鏡検法

皮膚をこすった綿棒や、膣の内部から採取した膣分泌物を顕微鏡で観察します。

検体をスライドグラスに塗抹し(塗りつけ)て染色し、顕微鏡で拡大して調べます。

そのため、塗抹検査とも言われます。

 

・培養法

膣分泌物を採取し、これをサブローブドウ糖寒天培地で培養します。

24時間から48時間すると、陽性の場合には黒灰色、または銀灰色の集落(コロニー)が検出されます。

集落は目視でも分かる大きさになります。

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性器カンジダ症をもっと詳しく知る

 

性器ヘルペス

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